研究業績

ページの先頭へ

 研究内容


熱電変換材料の作製と熱電特性の研究

 我が国では,消費されるエネルギーの大部分が廃熱として捨てられています。この中で,600℃以下の廃熱については,その量が多いにもかかわらず,効果的に利用されていません。熱電変換は半導体の持つ大きなゼーベック効果を利用した温度差発電と,ペルチェ効果を利用した電子冷却という2つのエネルギー変換の総称です。原理的にどのような温度からでも電気エネルギーを取り出すことが出来るという特長から,廃熱有効利用が可能なクリーンエネルギー変換として注目を浴びています。
 熱電変換は材料の物理現象を利用した技術ですので,材料開発が技術の成否を決めます。本研究室では,熱電変換特性に優れた材料開発の指針を得ることを目的として,熱電変換材料の作製方法,構造・組織および熱電特性に関する研究を行っています。

もっと詳しく!熱電変換


パルス通電焼結法を用いた材料合成の研究

 パルス通電焼結法(PCS:Pulse-Current Sintering)*はパルス通電加熱を特徴とする加圧焼結法の一種です。型にセットした材料に加圧と大電流を同時に印加し,材料の自己発熱を利用して焼結を行います。短時間での焼結が可能という利点を有すること,金属,セラミックス,ポリマーなど,あらゆる素材に対応できることなどから,材料合成の分野において,急速に広まりつつある技術です。本研究室ではパルス通電焼結法を用いて,熱電変換材料をはじめ,スパッタリングターゲット,複合材料,蓄光材料などの合成,焼結に関する研究を行っています。

* 直接通電焼結法には,放電プラズマ焼結法(SPS:Spark Plasma Sintering),プラズマ活性化焼結法(PAS:Plasma Activated Sintering),パルス放電焼結法(PDS:Pulse Discharge Sintering)など様々な呼び方があります。

ページの先頭へ