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除染技術に関する研究成果報告会で笹井准教授が講演しました(2012年1月16日)

 平成24年1月16日に,物質・材料研究機構(茨城県つくば市)で開催された平成23年度科学技術戦略推進費「天然鉱物等の無機材料を利用した環境からの放射性物質回収・除去技術等の開発」プロジェクトの報告会で,同プロジェクトに参画している研究者の一人として物理分野 笹井 亮准教授が成果報告を行いました。
 プロジェクトの中で笹井准教授は,「放射性セシウムおよびストロンチウムイオンを吸着するとともに吸着した放射性イオンが発生する放射線を遮蔽する特性を有する材料の創製」を目指した研究を行っており,この報告会では研究の進捗状況として,放射線遮蔽能が知られる金属元素を構造中に含む粘土鉱物の合成に成功し,この合成粘土鉱物が天然の粘土鉱物と同程度のイオン交換特性を示すことを明らかにしたことを報告しました。この報告会については,新聞(日刊工業新聞(2012年1月20日)・茨城新聞(2012年1月17日))やテレビニュース(NHK)でも紹介されました。

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