講義紹介

初年次教育

フレッシュマンセミナー (新入生対象科目: 1年次前期)

~物理科学的思考法・課題発見解決型思考法の養成を目指して~

新入生を対象として行う少人数グループ制テーマ学習授業です。テーマ学習では,物理現象や工学技術に関する現象を取り扱い,各自学習を行います。講義の最後には,学生一人一人が,学習成果をポスター発表します。 本講義は,専門科目の学習と将来の進路についての意識を早期に芽生えさせることを目的として,特に,物理現象の理解にいたる思考の道筋や課題点を見つけ解決させる訓練として位置づけています。

修学サポートプログラム (メンター制度)~1年生を先輩がサポート~

物理工学科では教育開発センターと協力してメンター(後輩の指導・助言などを行う人)を活用した修学システムを始めています。現在,大学院生および学部4年生がメンターとして1年次専門基礎科目の講義に関する個別の質問への対応などの学習サポートを行っています。 メンター制度詳細はこちら

専門の講義

量子力学I(2年次後期)・量子力学II(3年次前期) 担当: 武藤 哲也

ボールのようなマクロな物体の運動は、高校物理で習う力学(ニュートン力学)で完全に理解することができます。 ところが、電子のようなミクロな物体の運動は、ニュートン力学には従わず、我々の素朴な直感とは全く異なる振る舞いを示すことがあります。 こうしたミクロな物体の振る舞いを取り扱うのが量子力学です。この理解を基礎として、新しい機能を持つ物質の創生が可能となります。

統計力学 (3年次前期) 担当: 田中 宏志

電気を通したり通さなかったりといった物の性質は,アボガドロ数個の電子がどのように動くかで決まります。ところが,これだけたくさんの粒子の運動を全て正確に計算する事はできません。 しかし,統計力学を用いると運動の”平均的な”速さや向きはかなり正確に計算する事ができますこれにより,物の性質をミクロな粒子レベルから理解することができ,また新しい機能を持つ素子を創成することが可能になります。

固体物理学I (3年次後期) 担当: 三好 清貴

固体物理学とは原子の集合体である固体の性質を,電子や原子の世界の基本法則である量子力学から理解しようとする学問です。さらに,回折や共鳴などの外場との相互作用までも対象にしています。このように固体物理学は非常に広範囲にわたっています。本授業では主として結晶学的・熱的性質に関する内容を取り扱います。

実験

物理学実験I  (2年次 前・後期)
物理学実験II (3年次 前・後期)

 物理学および物質・材料学について実験を通じて理解し,実験研究を行うための基礎的方法(測定技術・解析方法)を習得します。また実験結果の口頭発表を通してプレゼンテーション技術を習得します。

卒業研究

卒業研究(4年次前・後期) 担当:物理工学科 全教員(2025年度までは協力組織を含む)

研究室に配属され、個別の研究テーマについて指導教員の指導や助言を受けながら研究を行います。

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