津和野温泉(島根県 津和野町)

道の駅 津和野温泉なごみの里入口

道の駅 津和野温泉なごみの里

JR山口線 津和野駅

概要

津和野町は島根県南西部,山口県との県境に位置する。日本海から30km,津和野川の流れる細長い盆地であり,津和野藩の城下町として栄えた。「山陰の小京都」と呼ばれる津和野を象徴するメインストリート「殿町通り」は,なまこ壁の武家屋敷と掘割を優雅に泳ぐ錦鯉が有名。通りには藩校養老館跡やカトリック教会も建ち並ぶ。JR山口線・津和野駅は蒸気機関車C571が牽引する快速「SLやまぐち号」の終着駅として有名。津和野温泉は道の駅に併設されている温泉施設であり,天然ラドン温泉が楽しめる。

泉質:単純弱放射能冷鉱泉(低張性弱酸性冷鉱泉)
pH:不明
泉温:17.7℃

入浴した施設

  • 道の駅 津和野温泉なごみの里 あさぎりの湯

感想

道の駅にある入浴施設です。露天が広々として気持ちいいです。
津和野観光は体力勝負。津和野城跡はリフトからおりて15分ほどの山登り。さだまさしが「案山子」で『城跡から見下ろせば蒼く細い河』と歌った津和野城跡からの眺めは抜群です。太鼓谷稲荷神社は,麓の彌榮神社を参拝後,鳥居をくぐりながらの階段です。車でも行けるらしいですが,津和野の象徴・朱塗りの鳥居を選択。多少しんどいですが,まあ大丈夫ですね。うずめ飯もおいしいです。山陰の小京都,とてもいい観光地でした。

訪問 2024年1月


D51型194号機

殿町通り①

殿町通り②

掘割を泳ぐ鯉

カトリック教会

鷺舞の像

うずめ飯

津和野の代表的な郷土料理。ご飯の下に山菜や海苔などが隠されており,出汁をかけてお茶漬けのように食べる。具をご飯の下に”うずめる”ことがその名の由来。江戸時代の倹約令により贅沢が禁止されたとき,具材をご飯の下に隠してばれないようにしたのが始まりとする説もある。宮内庁選出の「日本五大名飯」に選ばれている。カステラ生地でこし餡を巻いた「源氏巻」も津和野土産として親しまれている。


うずめ飯

うずめ飯(攪拌後)

源氏巻

太皷谷稲成神社

朱塗りの千本鳥居が特徴的な津和野の守護神。日本五大稲荷のひとつに数えられる。1773年,時の津和野藩主・亀井矩貞公が津和野藩の安穏鎮護と領民の安寧を願って,京都の伏見稲荷大社を勧請したのが始まりとされる。願望成就の「成」をとって通常の「稲荷」ではなく「稲成」と表記する。


御本殿

鳥居①

鳥居②

彌榮神社

津和野大橋から太皷谷稲成神社に通じる間に鎮座する,室町時代から津和野を守り続けてきた歴史ある神社。神社に伝わる古典芸能神事「鷺舞」は1994年に国の重要無形民俗文化財に指定された。樹齢600年以上と推定される御神木・大ケヤキも有名。


彌榮神社鳥居

彌榮神社本殿

大ケヤキ

津和野城跡

鎌倉時代末期に吉見頼行公によって築城が開始され,1324年に完成した。関ケ原の合戦後は坂崎氏,江戸時代は亀井氏の居城となり,明治の廃藩置県で廃城となった。標高362mの霊亀山上にある山城跡で,城跡から津和野の町が一望できる。観光には太皷谷稲成神社参道からの観光リフトが便利。国指定史跡及び日本100名城に認定されている。


津和野城跡 石垣

津和野城跡観光リフト

城跡からの津和野の街

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