岐阜県の中東部,歓楽的な賑わいと山里の風情が調和した人気の温泉街。飛騨川沿いに温泉旅館が立ち並ぶ温泉街には,カエルの鳴き声「ゲロゲロ」と「下呂」を掛けて,至る所にカエルのイラストや置物が置かれている。発見は古く,延喜年間(901~923年)または天暦年間(947~957年)との記録がある。1265年に突然温泉の湧出が止まったとき,薬師如来が白鷺に化身し温泉の湧出を知らせたという「白鷺伝説」が残り,温泉街を見下ろす位置にある温泉寺はこの薬師如来を本尊としている。飛騨山脈の山々に囲まれた山間部に位置していながら古くから名湯として知られ,戦国時代には,織田信長や武田家の武将たちの「隠し湯」だったとも言われている。江戸時代の儒学者・林羅山により,有馬温泉,草津温泉と並ぶ「天下の三名泉」と称されたことから,その名が全国に広く知れ渡った。無色透明なアルカリ性単純温泉は美肌効果が高いことから「美人の湯」と呼ばれる。
泉質:アルカリ性単純温泉 pH:9.1 泉温:55.6℃
日本を代表する温泉街です。情緒たっぷりの温泉街は魅力的です。今回はちょっと駆け足だったので,いつかゆっくり訪れたいですね。温泉寺は階段が過酷ですが,眺めは素晴らしいです。
正式名称は臨済宗妙心寺派・醫王霊山温泉寺。白鷺に化身し,温泉の湧出を知らせた薬師如来を本尊とする。境内は、地蔵堂からの173段の石段を上がったところにある。境内からは下呂の街並みが一望できる。
2010年,下呂温泉街の新しい観光名所として誕生。御祭神は加恵瑠大明神。カエルの鳴き声「げろ」と「無事帰る」などの語呂を合わせたとされる。 加恵瑠大明神の石像に賽銭を入れると有り難いお告げが聞ける。
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