酸ヶ湯温泉(青森県 青森市)

概要

八甲田連峰の西麓,標高約900mの高地に湧く一軒宿の温泉。「ヒバ千人風呂」と呼ばれる混浴の大浴場が有名。総ヒバ造りの大浴場は,面積160畳,天井までの高さ4mほどの空間に,柱は1本も存在しない。開湯は古く,1684年に猟師が鹿が湯に浸かり傷を癒していたことから発見したのが始まりとされる。このことから,温泉は当初「鹿湯」と呼ばれていたが,酸性の強い湯であることから「酸ヶ湯」と呼び名が変わったと伝えられる。白濁した酸性の硫黄泉は効能が高く,「湯治」という伝統療法が整った温泉である。1954年に国民保養温泉地第一号に認定された。一帯は豪雪地帯として知られ,2013年には観測史上1位の積雪566cmを記録した。

泉質:酸性・含鉄・含硫黄-アルミニウムー硫酸塩・塩化物泉(低張性酸性高温泉)
pH:1.5
泉温:63.8℃

入浴した施設

  • 酸ケ湯温泉旅館

感想

白濁,酸性,混浴,強烈な硫黄臭・・・と,なにかと個性が尖がった温泉です。混浴は初めてでしたが,何事もなく終えました。この温泉はさすがに効きそうですね。十和田,奥入瀬,八甲田も見どころたくさん,グルメもたくさんで大変です。特に十和田湖名物ヒメマスが美味しかったです。

訪問 2022年10月

十和田湖

青森県十和田市と秋田県鹿角郡にまたがる周囲44kmのカルデラ湖。約20万年前に始まった十和田火山の噴火によって形成された。四季によってその姿を変え,冬でも完全凍結しないことから「神秘の湖」と呼ばれる。十和田湖に突き出す中山半島にはパワースポットとして有名な十和田神社があり,御前ヶ浜に建つ詩人・高村光太郎の傑作「乙女の像」は十和田湖のシンボル。青森県を代表する風光明美な観光地。

十和田湖遊覧船「第三八甲田丸」 十和田湖① 十和田湖②
十和田神社入口 十和田神社本殿 乙女の像
ヒメマス塩焼き ヒメマス押し寿司 豚なんこつ煮込み

奥入瀬渓流

十和田湖から流出する唯一の河川。十和田湖・子ノロから湖の北東部・焼山までの約14kmが奥入瀬渓流とされる。新緑や紅葉の景勝地として,さらには避暑地として人気。

八甲田山

青森市の南側にそびえる火山群の総称。最高峰は八甲田大岳(1584m)。日本百名山の一つ。1902年,日本陸軍第8師団歩兵第5連隊が訓練中に遭難しほぼ全滅した「八甲田山雪中行軍遭難事件」が有名。銅像となっている後藤房之助伍長は,雪のなかで仮死状態になりながらも,捜索隊の目印になるよう立ち続けたとされる。

八甲田連峰 雪中行軍遭難の地 後藤伍長の像

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