機能性物質研究室 本文へジャンプ

Facilities

低温物性測定し1
     MPMS
     Quantum Design 社 

 SQUIDと呼ばれる超伝導デバイスを用いた高感度磁気測定のシステムです。超伝導マグネットが入っており7Tまで印加することが出来ます。また測定温度範囲は2Kから400Kまでです。低温環境は液体Heにより得ますが、Heは蒸発してやがてなくなります。そこで写真右側のように再凝縮装置(太陽日酸(株))を取り付けています。これによりHeの蒸発を気にすることなく実験が出来ます。
     PPHC
      Quantum Design 社 

 比熱を自動測定するシステムです。比熱だけでなくプローブを交換することによって電気抵抗等の測定も可能です。圧力セルを突っ込めば圧力下で電気抵抗測定も可能です。この装置も液体He、超マグを使用しており、温度範囲2−400K、磁場は9Tまでかかります。
 実はこの装置は上記のMPMSのすぐ隣にあり、再凝縮装置を交互に取り付けて両方の装置で液体Heを絶やさないようにすると言う神業をやっています。
  
 上記2台の装置を背後から撮影した写真です。 手前にあるのはPPHCのクライオスタットです。後ろに見えるのはMPMSと再凝縮装置。 
   超小型DAC 

 直流磁化測定用のダイヤモンドアンビルセル(DAC)です。10 GPa程度までの高圧下直流磁化測定に使用しています。MPMSの試料プローブに取り付けてセルごと磁化を測定します。セル内部の2つのダイヤモンドアンビルにより試料に高圧力がかけられます。左は協和製作所製、右は(株)HMD製です。
上記の超小型DACの加圧装置(木枠の中のダイヤルのついた装置)と試料セット用の実体顕微鏡です。直流電源はバックライト用です。0.2mmφのガスケット穴に試料をセットします。精密な作業のため顕微鏡は欠かせません。 
  各種圧力セル 

 上の2本はMPMSと組み合わせて高圧力下磁化測定を行うものです。上が静水圧(四方八方からの圧力)を発生させるピストン-シリンダー型セル(1GPa程度まで)。真ん中のセルは一軸圧(一方向への圧力)を試料に印加することが出来ます。一番下のセルは電気抵抗測定用です。3GPaまでの静水圧を試料にかけることが出来ます。





準備中




電気抵抗測定





準備中





交流帯磁率測定