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Facilities

試料作製し1


   シリコニット炉 
         (株)モトヤマ

 ヒーターとしてシリコニット発熱体を用いており、常用温度は1400℃までです。物質の合成は多くの場合、原料粉末を混ぜ合わせ高温で固相反応させて行います。 
  
  その他の電気炉


 手前の2台は手製の電気炉です。左はカンタル線ヒーター使用、右はシリコニット炉です。背後にブリッジマン炉が見えます。高温で溶融させた試料を温度勾配のある炉内で引き上げ単結晶化させます。
 写真以外にもいくつかの電気炉があります。
 

    ボックス炉 
     光洋サーモシステム(株)

 ボックス炉は試料空間が広いので大量の試料を合成するときや、フローティング・ゾーン法で用いる棒状多結晶試料の作製に向いています。

  グローブボックス
     MECAPLEX社(スイス)

 空気中で激しく反応する材料を扱うために容器内を不活性ガスであるアルゴンで満たし、アルゴン雰囲気中で材料の秤量・攪拌等の作業を行います。
 

   グローブバッグ
           アズワン

 上記グローブボックスの簡易型です。袋内を軽く真空引きした後不活性ガスで置換して使用します。手軽に使えます。
 

     赤外線加熱
  単結晶育成装置

       クリスタルシステム(株)

 棒状に焼き固めた粉末試料を4つのハロゲンランプと楕円鏡で集光加熱し、試料を溶融・単結晶化します。フローティングゾーン法と呼ばれる単結晶育成法です。棒状の大型単結晶試料(3-5mmφ×50mm程度)が得られます。最高温度は2200℃で融点の高い酸化物試料も簡単に溶融させることができます。
 多くの測定で単結晶試料が必要とされます。
 
 上記装置の楕円鏡付近の拡大図です。部屋を暗くしてローパワーでハロゲンランプを光らせてみました。 

   X線回折装置
   RINT2100SLH リガク電機(株)

 粉末X線回折により試料の同定を行います。共同利用機器で学生実験でも使用しています。低温アタッチメントを取り付ければ10K程度までの低温での結晶構造を調べることが出来ます


   X線回折装置
     4012KW リガク電機(株) 

 ラウエ写真の撮影により単結晶の方位の決定を行います。

  
   簡易暗室
        ハンザ(株)
 上記ラウエ写真ですが、以前はインスタントのポラロイドフィルムを使用していましたが、製造中止となり困っています。2009年現在は昔のように暗室で現像しています。時間のあるときはいいですが、撮影と現像を繰り返すのは少し大変です。左の写真は簡易型暗室とその内部。はやくイメージングプレートを用いた撮影システムがほしいです。